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形状と機能のあいだにどんな関係があるか、それはわからない(しかしご安心を。
女性の脳はなるほど小さいが、効率がよくて「すぐ熱くなる」ことがわかっている)。
Gは2つのハイスクールにたとえて説明する。
定員50人の学校に60人しか応募者がなければ、できが悪い子もほとんどが合格だ。
競争率が高くて、定員50人のところに応募者が1000人も殺到するような学校のほうが、優秀な生徒を厳選することができる。
思春期の脳もそれと同じことだ。
この時期、脳のなかでは大規模な刈りこみが行なわれ、場所によっては神経接続の50パーセント以上がふるい落とされる。
ホルモンのせいで大きく育った領域には、それだけ多くの神経接続が存在するので、刈りこみ後に残る接続はとびきり優れたものになるはずだ。
たとえば、注意欠陥障害(ADD)と関わりが深いとされる領域に、運動などを専門とする大脳基底核がある。
ADDは男の子がなることが多い。
それにはさまざまな理由が考えられるが、男の子は女の子に比べて大脳基底核が小さいのも事実だ。
「ことADDに関しては、女の子のほうがエラーを容認できる幅が大きい」とGは言う。
そういう病気はADDだけではない。
男性と女性の脳の発達を探り、両者がどう異なるのかを解明することは重要だとGは力説する。
なぜなら神経疾患と呼ばれるものは、ほとんどに性差が見られるからだ。
うつ病になる頻度は女の子のほうが高いし、発症年齢も低い。
しかしADDやトゥーレット病、統合失調症は、男の子の割合が高く、早い年齢で発病する。
いったいなぜ?られ、本人も自分のことを女だと思っているにもかかわらず、空間能力のテストでは好成績をあげる。
しかしお化粧や赤ちゃんの世話はしたがらない。
大きくなって選ぶ職業も、エンジニアやパイロット、建築家など、もっぱら男の子がめざすものだ。
CAHの例からわかるように、早い時期に浴びるホルモンは、脳の構造に決定的なちがいを作りだす。
そうやってできあがった脳は、思春期からそれ以降の行動まで左右するのだ。
「もっともCAHの女の子は、年齢が上がるにつれて社会の一員として経験を積むし、同年代の仲間から圧力も受ける。
それに身体成熟期のホルモンも作用するので、病気の影響は小さくなるわ」とBは話してくれた。
「それでもちがいが消えるわけじゃない。
CAHの女の子は、典型的な女の子と典型的な男の子の中間に位置する感じね。
胎児期に浴びた大量のアンドロゲンが脳の特定部分に作用して、男の子向けのおもちゃや、男の子っぽい活動に関心を向けさせるんだと思うわ」胎児のときのアンドロゲンの量が、興味の対象を多少なりとも左右する?正直なところ納得できないが、フェミニストを自称するベレンバウムは臆することなく話を続ける。
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